前回はちょっと重めの内容でしたので、今日は簡単なマメ知識を紹介。
この暑い夏、ニュースで熱中症の報道を見たとき
「皆さんこまめに水分補給を行って下さい。それと少量の塩分摂取しましょう」
とキャスターが言っていましたが、私達人間にとって水分と同じくらい大切で、
人間は塩無くして生きていけません。塩分の摂り過ぎはよくありませんが
そんな塩は古来から清めの道具として世界的に使われていました。
たとえば日本では神に捧げる大切な供物であると同時に、相撲に見られる様に
場を清めるのにも使われました。
ヨーロッパでも塩は清めの意味があって、聖書にもたくさん記述されていますし当時は生まれた赤ん坊を塩で清めたり、水を塩で清めることもしていたそうです。
洗礼で使われる聖水に少量塩を入れていた時代もあったとか。
もっともこれは水が腐敗しない様にする為の配慮でもあったわけですが、水に塩を加える事でよりいっそう清めの意味が高まる気はします。
旧約聖書には「神への供物には塩をかけよ」という記述もあり、これは神様も塩気の無い(味気ない)供物は好まないだろうという人間的な配慮(?)もあるでしょうし、また塩をふりかけることで
神と人間との契約を意味したそうです。
そのため、同じ食卓で食事を共にする=塩を分かち合う事が、交わり、繋がりを意味しました。
一緒に食事をするというのは、日本でも親しい関係を作る為によく行われる事ですし、世界的に見ても同じような感じがしますが、昔から特別な意味があったわけですね。
そして、古代ローマ時代には塩(ラテン語でsal)がお給料(報酬)でした。この給料のことを『サラリウム』と呼んでいて現在の給料(サラリー)の語源になっています。なるほど塩はお金程に価値のあるものだったわけです。
日本でも塩で土地が買えたそうですし、江戸時代には公益目的で塩を専売する藩が多数あった事や交易品になったりしましたし、
後に大蔵省で塩の専売制が行われていたのを考えると、塩とは本当に重要なものであるのが分かります。
私は時々塩をオーラクレンジングやクレンジングスプレー作りに使います。
それに使う為の塩は御嶽山に滝行に行くたび、御嶽神社で買う御神塩。
ご祈祷されたもので、神棚用として売っていますが神事用にも食用にも使えるきめの細かい塩です。
沖縄の宮古島では清めのために玄関に塩入りの袋を置く習慣があるそうですが、以前宮古島のおみやげで
いただいた塩もけっこうパワフルでした。
塩を少量入れた風呂に入ると発汗作用があって肉体のみならず、エネルギー的にも浄化によいと言われています。
暑い季節はのぼせやすく、発汗作用がかえって徒になるのでお勧めしませんが、粗塩で体をこするとすっきりしますよ。